サービス連携により、LEO(地球低軌道)衛星運用者は宇宙空間の人工衛星とより頻繁に通信を行い、軌道からのデータを迅速に処理することが可能に

周回衛星向けGround Segment as a Service(GSaaS)プロバイダーである株式会社インフォステラは本日、アマゾン ウェブ サービス (AWS)と協力し、AWS Ground StationをStellarStation内で利用可能にすることを発表しました。このサービス連携によって、衛星運用者は宇宙空間における人工衛星との通信機会を増やし、地理空間データをより迅速かつ容易にダウンリンクし、地上にいる意思決定者にデータを届けるまでの時間を短縮することが可能となります。また、インフォステラは、顧客(システムの)インテグレーション・試験・その他のオンボーディング活動にAWSのクラウドサービスを利用して、グローバルな地上ネットワーク上での活動の拡大に必要な時間を短縮することを計画しています。

企業や大学、政府機関では、天気予報、地表の画像処理、変化検知など、様々な用途で衛星データを利用するケースが増えています。衛星運用者は、意思決定者に最新の衛星データを提供し、刻々と変化する状況を監視・管理するため、衛星アンテナと地上ネットワークのますます広大でグローバルな展開を求めています。地上のカバーエリアが広がることにより、衛星運用者は衛星の毎周回のデータダウンリンクにより多くの選択肢を得られることになります。

AWS Ground Stationのネットワークにより、StellarStationのユーザーはコスト効率よく衛星を運用し、AWS上で動くアプリケーションや他のサービスに衛星データを取り込み、自身の地上インフラを構築・管理することに伴う負担なしに、運用を拡大することができるようになります。衛星運用者はStellarStationを利用することで世界中の様々なプロバイダーの地上局を活用する共通インターフェイスを得られるため、共通の方法で衛星のパス(地上アンテナとの通信機会)をスケジュールしたり、(地上アンテナを)監視したり、 データをやり取りすることが可能になります。AWSとInfostellarのサービスを使うことで、衛星運用者は世界中の地上局に自らのエンジニアを派遣することなく、複数のグローバルサイトで同時に統合作業やテスト作業を行うことができるため、クラウドを使ってのグローバルなサービス拡大をより少ない時間で進めることができるようになります。AWS Ground StationとStellarStationの連携により、衛星運用者は、拡大した地上の通信可能エリアとそこに統合された仮想的なデータおよびネットワークマネジメント機能を含む自動運用地上ネットワークを利用することで、顧客に対してデータを準リアルタイムで提供することが可能になります。

インフォステラのCEOである倉原直美氏は、次のように述べています。

「AWS Ground Stationを活用することで、インフォステラはグローバルな地上局ネットワークに重要な拠点を追加でき、非常に迅速にインフラを拡張することが可能になります。また、AWSは私たちのクラウドベースの地上サービスアグリゲーションプラットフォームであるStellarStationの利点を、世界中の宇宙事業者のコミュニティに示してくれています。インフォステラとAWSを利用し、衛星通信事業者の皆様はワークロードをAWSへ移行して、その俊敏性、コスト削減、弾力性、そしてグローバルな接続性の恩恵を受けることができるのです。」

AWS Ground Station担当ゼネラルマネージャーであるジム・カギー(Jim Caggy)は、次のように述べています。

「インフォステラを通じて、AWS Ground Stationを提供できることを嬉しく思います。お客様はAWS Ground Stationを利用することで、簡単に衛星と通信し、世界のどこからでもデータを取得し、AWSクラウドで処理、保存することが可能です。StellarStationを利用するお客様は、世界中にあるAWS Ground Stationのロケーションで衛星通信機会をスケジューリングし、AWSの低遅延・高帯域のグローバルネットワークを活かしてデータを配信することが可能です。」

StellarStationにAWS Ground Stationを統合することで、お客様は1つのスケジューリングインターフェースから両方の地上ネットワークの衛星通信機会をスケジューリングし、AWSマネジメントコンソール、もしくは、自社のデータ受信施設にデータエンドポイントを指定できるようになります。AWS Ground Stationを利用することで、インフォステラのユーザーは、ダウンロードしたデータを保存するためのAmazon Simple Storage Service、衛星からのデータ取り込みを管理するためのAmazon Kinesis Data Streams、多種多様なデータセットに適用できる個別の機械学習アプリケーションを構築するためのAmazon SageMakerなど、AWSのストレージやコンピューティング、アナリティクスサービスにすぐにアクセスできるようになります。また、無線免許申請を含むカスタマーオンボーディングは、AWSとInfostellarの両社の間で対応いたします。日本の宇宙ベンチャー企業である株式会社ALEは、地上ネットワーク管理ソフトウェアのStellarStation上で動作するAWS Ground Stationの初期ユーザーとなる可能性があります。

ALEは、宇宙をより身近なものにすることを使命とする宇宙ベンチャー企業です。現在、世界初の人工流れ星をはじめとする様々な宇宙関連プロジェクトに取り組んでいます。ALEの原動力の一つは、科学の発展に貢献したいという情熱です。ALEのCEOである岡島礼奈氏は次のように述べています。

「AWS Ground StationとインフォステラのミッションコントロールソフトウェアStellarStationの組み合わせにより、衛星運用者はより頻繁に衛星と通信できるようになります。この連携により、ALEの人工流れ星体験のための流れ星イベントをより適切にスケジュールすることができ、お客様により柔軟なオプションを提供することができます。この度の連携はALEにとって非常に重要です。世界中のお客様に喜んでいただけるよう、この取り組みを楽しみにしています。」

インフォステラについて

インフォステラは、周回衛星向けGround Segment as a Service(GSaaS)プロバイダーです。地上局ネットワークを仮想化するクラウドプラットフォームStellarStationを通じて、柔軟性と拡張性に優れた地上局ネットワークを提供しています。地上セグメント構築の難易度を下げることで、衛星を活用した新しいビジネスに取り組む企業様のミッション開発とサービス改善を支援します。インフォステラは 2016年に設立され、日本の東京に本社を、英国のブリストルに欧州事務所を構えています。

詳しい情報はhttps://www.infostellar.net/をご覧ください。

ロゴ及び画像はhttps://infostellar.net/media-kitからご入手ください

StellarStationについて

StellarStationは柔軟性と拡張性に優れたクラウドベースの地上局プラットフォームです。衛星運用者は一度のセットアップで、世界中の地上局にアクセスできます。一方、地上局オーナーは、地上局非稼働時間を他の衛星運用者に貸出すことにより、収益につなげることができます。

詳しい情報については、https://www.stellarstation.com/ をご覧ください。